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조선민주주의인민공화국 |
通貨 |
北朝鮮ウォン(1W=約0.77円)
1ユーロ=186 ウォン (公定)
1ユーロ=5600ウォン (実勢) |
北朝鮮 |
情報 |
2009年9月 |
※ 2009年9月現在、北朝鮮はツアーでしか行くことができない。
「ツアーに参加すれば行ける」、といった方が正確か。
旅行会社による団体バスツアーもあるが、
「1人のツアーを手配」、というカタチをとれば、個人旅行も可能。
ただし、外国人の単独行動は許されておらず、
政府派遣の観光ガイド(案内員)と、ホテルの中以外では常に行動を共にすることになる。
人数にもよるが1団体につき最低でも ガイド2名 と 運転手1名 が付く。
ツアー代金には彼らの分の食費・宿泊費も含まれるため、1人の場合は死ぬほど高額。
料金の目安は 3泊4日で20万円前後~。
詳しくは ・ メモ >> 「北朝鮮ツアー詳細」 を参照のこと。
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・ 補足 >>
北朝鮮は現地通貨の使用を外国人には認めておらず、ツアー参加者はユーロを使用する。
外国人が行ける場所では入場料、土産物などの値段は全てユーロ表示。
レートは上記の公定レートで換算するようで、相当ボられている印象。
ただし、日本円や中国元の使用も可能で、円で払えばお釣りもなるべく円で返ってくる。
その際の換算レートは 1ユーロ = 10中国元 = 1.5USドル = 150円
って、ざっくり過ぎるだろ!!
そのため2ユーロのお釣りを3ドルでもらうなど、逆にトクした気分になる事もある。
例えばチュチェ思想塔の入場料はユーロなら5ユーロ、円なら1000円と、
いつ決めたのか知らんが不当に固定されている場合もあるので、
わざわざ日本でユーロを作って行った方が、あらゆる面でオトク感はある。
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両替事情 |
上記のようにツアーで現地通貨が必要になる場面は無い。
しかし、各ホテルには両替所が必ずあり、レートも表示されている。
ウォンは国外持ち出し禁止のはずだが・・・
ガイドも「記念に替えるくらいならOK」と言っていた。
というか、ウォンが紙クズ同然なのは人民たちも知っているようで、
( 中国国境での実勢レートだと公定の30分の1。 1ウォン = 約2.5銭 !! )
「くれ」と言えばこっそりくれる人もいる。 |
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物価 |
ビール瓶1本、コーヒー1杯、ポッカの缶ジュース1本 どれも1ユーロと、
外国人料金も日本よりは安いが、価格設定はおかしい。
現地通貨が使用できないので「本当の」市価は不明だが、
「200ウォンじゃガムしか買えない」 → ガムは5円?
「地下鉄もバスも運賃は5ウォン」 → 市バスが13銭て・・・
などのガイドの話から、生活に必要なものは相当安いと思われる。 |
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通信事情 |
高級ホテルではインターネットが可能。
ただ、海外のサイトなど、どこまで見ることができるかは不明。
メールなども傍受されていそうで怖い。
平壌市内にはネットカフェらしきものもあったが、当然、旅行者は入れない。 |
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治安 |
罰則が厳しいせいか軽犯罪の類はほとんど起こらないみたいで、
夜中でも女性の1人歩きを見かけた。
町に街灯がなく真っ暗なのに、子供が出歩いていることさえある。
旅行者がこっそりホテルを抜け出したとしても、
戻ったら入り口でガイドが待っていた。とか、
勝手に地下鉄に乗って出かけたら、降りた駅でガイドが待っていた。とか、
そんな恐怖体験も話に聞く。
不審な行動はアッちゅー間に伝わるシステムがあるらしい。
結論。
治安はかなりよいが、全く別の不安感が常に付きまとう。 |
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その他 |
・ ツアーの詳細については ・ メモ >> 「北朝鮮ツアー詳細」 を参照のこと。
・ 写真撮影は意外なほど自由にできる。
平壌市内など市民に正面からカメラを向けても何も注意されず、
ほぼバーリ・トゥード(なんでもあり)な感じである。
ただ、金日成像のポーズをマネしたり、
金日成像の顔のアップを撮影したりするのは禁止。
労働者が作業をしている風景や、工事中の建物も基本、NGである。
基準がよくわからんが、彼らなりのツボがあるのだろう。
逆に自慢の建造物の前でカメラを出さなかったりすると、
「早く撮りなさい」 と命令されたりする。 |