世界最高所にある　「首都」　ラ・パス。
標高約3600m、富士山の山頂とほぼ同じ高さにある、とんでもない町である。

ラ・パスはすり鉢状の盆地に広がる大都市であり、
すり鉢のフチにあるエル・アルト空港は標高4061m、これまた「世界一高い国際空港」である。

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しかし、ボリビアの憲法上の首都はスクレ（標高約2800m）ということになっているので、
厳密には　「世界一標高が高い首都」　はスクレ。

チベットも国だと考えると、首都ラサ（標高3650m）も対立候補に挙がってくる。



まあそんな危うい感じではあるが、
「ラパスが世界最高所の首都」　と信じている人が、現在のところ最も多数派である。
したがって、認めてあげてもいいんじゃないかと思う。


ちなみにすり鉢状の町は当然坂ばかりあり、慣れないと町歩きは大変しんどい。
地元民もゆっくり歩いているようだったが、治安の悪さからあまりノンビリ歩くのもマズいので、
困った町なのである。

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ついでに、エル・アルトの町自体も標高4150mという高所にあり、
これを　「世界最高所の都市」　とする説もある。
だが、エル・アルトはあくまでラ・パスのオマケで都市機能はラ・パスに依存しているため、
当ＨＰでは世界最高所の都市は、同じくボリビアのポトシということにしている。　（　・　コチラ　>>　）

首都なのでバスや飛行機で簡単に行ける。
飛行機で行く場合はいきなり4000mの高さに着くため、大半の旅行者は高山病の症状が出る。


治安が悪いと言われるラ・パスだが、
着いた瞬間、バスを降りた時が一番ヤバく、首絞め強盗が多発。
その他、落とし物詐欺やツバかけ強盗など、
南米の典型的な手口が幅広く揃う、犯罪の見本市のような都市である。要注意！！

治安の悪さを反映してか、なんとラパスのサンペドロ刑務所は所内の見学が可能。
受刑者が案内＆警護をしてくれるという、ガイドブックにも載らないオススメの穴場である。


エル・アルト方面へはラ・パス市内からミニバスで。所要30分。
貧民街だがラ・パス本体より治安はよさげで、古着市がウソのように安い。　　（1999・07）

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