世界一標高の高い首都はボリビアのラ・パス（約3600m）だが、
同じくボリビアに、「世界一標高の高い都市」　が存在する。

もちろんラ・パスを上回る、そして富士山頂よりも高い標高約4070ｍ。
16世紀から銀鉱山で栄えたポトシは、その歴史的経緯から世界遺産にも登録されている。

※　ラ・パス郊外のエル・アルト（4150m）を世界一とする説も浮上しているが、
　　わしが訪れた当時のエル・アルトは　「都市」　と呼べる規模ではなかった。
　　よって当HPでは、ポトシを世界一として扱っている。

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ポトシの銀は枯渇したらしいが
後にスズの鉱脈が発見され、
未だに手掘りで採掘が行われている。


作業現場を見学するツアーがあり、
見学の前に鉱夫へ差し入れを買わされる。
差し入れは食べものやコカの葉と、
なんとダイナマイト！！


ダイナマイトは1本170円と意外とリーズナブルで、
いくつか余分を買えばガイドが発破のデモンストレーションを見せてくれる。

わしは買っても鉱夫に差し入れず、あとで自分で爆発させて遊んだが、
たぶん違法なので絶対マネしないように！！



ちなみに　「コカの葉」　は噛んだりお茶にして飲むことで内臓が軽い麻酔状態になるので、
空腹を感じることなく鉱山内で作業を続けるための工夫。
コレを何千倍にも濃縮・精製したものが、有名なコカインである。

国内に精製技術が無いためペルーとボリビアでは普通に市場で売られているが、
もちろん国外持ち出しは禁止。　仮にも麻薬のモトであるため、処罰はかなり重い。　要注意。

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世界遺産だけあって見所も多く、30以上ある教会や貨幣鋳造にまつわる博物館などがある。

かつてはヨーロッパの銀貨をボリビアで作っていたらしいが、
現在のボリビアは自国の通貨すら製造することができず、ボリビアーノはカナダ製だそうな。

悲しい。

ポトシはボリビア的には主要都市なので、アクセスは容易。各地からバスが出ている。

鉱山ツアーは毎日出ているが、日曜は鉱夫が居ないので行くなら平日に。　（1999・07）

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