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ナチスの科学力以外にも、いろいろある。 |
215 「世界一大きい有鱗淡水魚」
ピラルクー ( ブラジルなど)
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「世界最大の淡水魚」については諸説あり、
南米アマゾン川流域に生息する「ピラルクー」も、その一つ。
記録では最大で体長268cm、体重200kgというものがあるが、
19世紀初頭に4m超の大物も捕獲されたとも伝えられている。
水族館などでもおなじみ、多くの人が「世界最大」だと思っているサカナである。
しかし、「世界最大の淡水魚」は対立候補もなかなか強力で、
「ヒマンチュラ・チャオプラヤ」という巨大エイは
体長2m、で幅も2m、尾も入れたら体長4mクラスという巨大さ。
「メコンオオナマズ」の270cm、293kgという記録もあるし、
近年は乱獲で巨大な個体はほとんど出ないそうだが、
「ヨーロッパオオナマズ」もまた、
19世紀ごろには470cmの大物が捕獲されたという、公式の記録がある。
(最近では240cm、体重109kgがせいぜいらしい)
以上を考えると決して問答無用の1位ではないのだが、
「対立候補にはウロコがない」 ので、
「ウロコがある淡水魚の中では」 という微妙な条件付きでなら
ピラルクーは堂々の 「世界一」を名乗る資格があるワケだ。
ま、大物系は個体差とか言い伝えとか、いろいろ複雑なので詳しくつっこまないが、
とにかくピラルクーがデカいことに変わりはない。
しかも、
それを 庶民が日常、普通に食っている というのが、
他の対立候補にはない特徴と言えるだろう。
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野生で生きているものは見たことがないのだが、
多くの人が釣り上げているので、それほど「幻」って感じでもないのだろう。
釣りたい人はまずアマゾン川沿いの町、マナウスやベレンへ。
マナウスの旅行会社では、ピラルクー釣りのツアーを出しているところもある。
ただ大きさを確認したいだけなら、市場に行けば普通に売っているのでどーぞ。
切り身でも購入できるし、町の定食屋で揚げたり焼いたりして出てくることもある。
味はタラみたいな白身魚と一緒。
骨ばかりのピラニアと違って、淡白でけっこうウマいと思った。 (1999・08)
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