小麦粉をはじめ、米粉やそば粉など、粉を練った生地全般を　「パスタ」　と呼ぶ。

日本語に訳すと　「麺」　ということになるが、細長くなくても　「パスタ」。
広い意味では　「ギョーザの皮」　や　「そばがき」　も含めて、みーんな　「パスタ」　である。


で、世界にあまたあるパスタのなかで、最小のものがこの　「クスクス」。
小麦粉をなんと米粒より小さい直径1mmに丸めて乾燥させたもので、
粉とも固形ともつかない、独特の食感をもつ。

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チュニジアなど、北アフリカの国を代表する常食的料理で、
肉や野菜、魚など、煮込み料理全般をなんでもブッかけて喰らうのが一般的。

しかし、時と場合によっては　おやつ感覚　で出て来る事もあり、
アルジェリアの砂漠ではハチミツを死ぬほどとろかしたクソ甘いクスクスを食わされ、
歩き疲れた体に更なるダメージを負うことになった苦い体験がある。



クスクスはイタリアやフランスなどの南欧、中東などでも広く食されている。
が、日本人で　「ウマい」　「大好き」　とかいう話はあまり聞かない。

わしも個人的には　「その汁をご飯にかけた方がよっぽど・・・」　と思うタイプである。

チュニジアをはじめリビア、アルジェリア、モロッコなど、
北アフリカの国ではそこら辺の食堂で、いつでも食べられる。
例外的にエジプトではあまり見かけない。

スーパーにも売っているので、興味ある人は自分で調理してみませう。　（2010．1）

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